自分の収入は低い?手取りの決定的な差と2026年最新「年収の壁」
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手元に残る現金を把握する上で、絶対に混同してはならないのが収入と所得の違いです。会計や税務の基礎として、会社員における「収入(給与収入)」とは、基本給や残業代、ボーナスなどを合算した、いわゆる「額面の総支給額」を指します。対して「所得(給与所得)」とは、収入から法で定められた「必要経費」の概算である給与所得控除を差し引いた後の金額を指します。自営業者のように実費を経費精算できない会社員のために、あらかじめ年収に応じたみなし経費枠が用意されているわけです。
そして、私たちが日常的に口にする手取り額は、この所得からさらに所得税と住民税の計算を行い、健康保険料、厚生年金保険料、雇用保険料、40歳以上であれば介護保険料といった「社会保険料」をすべて天引き(源泉徴収)した残額となります。手取り額の計算方法は大枠として「手取り額 = 額面給与 −(社会保険料 + 所得税 + 住民税)」で成り立っています。
上表が示す通り、額面が増えれば増えるほど手元に残る割合は低下します。特に天引き額の大半を占める社会保険料率は労使折半でも約15%前後に達し、そこに累進課税である所得税と一律約10%の住民税が加わることで、額面と手取りの乖離は想像を絶する規模に広がっていくのです。