森トラストを率いる森聡の勝算と戦略!都心再開発からリゾートへ
森トラストを率いる森聡の勝算と戦略!都心再開発からリゾートへの全貌を詳しく解説してご紹介します。
森トラストの歩みを語る上で、創業者である森泰吉郎氏の存在を抜きにすることはできない。横浜高等商業学校(現・横浜国立大学)の教授から転身し、「虎ノ門の大家」として森ビルグループを築き上げた泰吉郎氏のDNAは、息子の森稔氏と森聡氏へと受け継がれた。しかし、1999年のグループ実質分割によって、両者の歩む道は鮮やかな対比を見せることになる。
兄の稔氏が率いる森ビル株式会社が六本木ヒルズや虎ノ門ヒルズなど、民間主導の劇的な街づくりに情熱を注いだのに対し、弟の森聡氏率いる森トラスト株式会社は、徹底したリスク管理と高い収益性を両立させる財務規律を貫いた。『日本経済新聞』をはじめとする経済メディアでも度々報じられてきた通り、低レバレッジで強固なバランスシートを維持する経営哲学は、幾度もの不動産不況において同社を「無傷の勝者」へと押し上げたのである。