脳イキとはどんな感覚?触れず絶頂に至る科学的仕組みと開発の真相

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「脳イキはプラセボや虚言ではないか」という疑問に対し、神経科学はすでに明確な回答を提示しています。米ラトガース大学のバリー・コミサラク(Barry Komisaruk)名誉教授らによるfMRI(機能的磁気共鳴画像法)を用いた著名な研究では、脊髄損傷によって性器からの感覚入力が完全に遮断された被験者や、意識的な想像のみでオルガズムに達することができる女性の脳活動が記録されました。

その結果、物理的な接触が一切ない状態であるにもかかわらず、大脳皮質感覚野の性器担当領域をはじめ、側坐核(報酬系)、視床下部、扁桃体、前帯状皮質といった通常のオーガズム時に激しく活動する領域が同一のパターンで活性化している事実が実証されています。脳にとって、高度に研ぎ澄まされた想像や聴覚的共鳴による電気信号は、物理的な皮膚接触と何ら区別がつかないのです。

このプロセスを化学的に駆動しているのが、神経伝達物質の爆発的な相互作用です。強い集中と没入によってまずドーパミン分泌が活性化して期待感と快楽への渇望が高まり、絶頂の瞬間にはオキシトシン(多幸感・絆形成)やエンドルフィン(内因性モルヒネ様物質)、セロトニンが一気に放出されます。脳イキの仕組みは、物理刺激の迂回ではなく、中枢神経系が直接オーケストレーションを指揮する高度な生理反応にほかなりません。

小林 直樹

小林 直樹

トレンドリサーチャー

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。

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