生長の家とは何か?保守の源流から環境保護へ大転換した真相

生長の家とは何か?保守の源流から環境保護へ大転換した真相とはどんな影響があるのか? 背景や要点を丁寧に紐解いて紹介します。

教団の歴史は、大本教の専従活動家であった谷口雅春が1929年に得た「人間・神の子」「物質・悪・病気は本来存在しない」という宗教的直観から始まる。翌1930年、雅春は個人雑誌『生長の家』を創刊。これが信徒組織の母体となった。精神の持ち方次第で病気が平癒し運命が好転すると説く「心の法則」は、近代医学や社会の矛盾に苦しむ大衆の心を瞬く間に捉えた。

その思想を集大成した主著が全40巻に及ぶ『生命の実相』である。教団傘下の出版社である日本教文社を通じて世に送り出されたこの著作群は、累計数千万部を記録する空前のベストセラーとなった。街の書店がそのまま布教の窓口となり、読者が自発的に読書会や練成会を組織していく。寺院や神社のような強固な拠点を初期に持たず、活字印刷物によってネットワークを拡大した手法は、近代日本の出版文化史における特異点と言っていい。

林 結菜

林 結菜

ライフスタイル編集者

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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