【写真】原田美枝子の若い頃が息をのむ美しさ!伝説のデビュー秘話を徹底解説
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20代を迎えた原田美枝子の美しさは、少女期の透明感から、息をのむような妖艶さと凄みへと進化を遂げます。その頂点と言える作品が、1985年に公開された黒澤明監督の超大作『乱』です。
シェイクスピアの『リア王』を戦国乱世に翻案した同作で、原田が演じたのは一族を滅ぼされた復讐に燃える冷酷無比な悪女・「楓の方(かえでのかた)」でした。夫の弟である次郎(根津甚八)の喉元に小刀を突きつけ、血を流させながら舌を這わせる場面や、不敵な笑みを浮かべながら蛾を手で握りつぶす名シーンは、世界の映画ファンを戦慄させました。
撮影当時、黒澤監督から徹底した感情の抑制と能面のような無表情、そして爆発的なエネルギーを要求された原田は、過酷なテイクの連続を気迫で乗り越えました。のちの回想インタビューや手記において、原田は「黒澤監督の現場は命懸けだったが、女優として人間として殻を破る決定的な転機になった」と述懐しています。『乱』が第58回アカデミー賞をはじめ世界各国で絶賛された際、海外メディアも原田美枝子の妖艶な美貌と鬼気迫る演技を「息を呑むファム・ファタール」と称賛しました。