出生の正しい読み方はどっち?出生届と出生率で分かれる真相
出生の正しい読み方はどっち?出生届と出生率で分かれる真相の背景について、最新情報を取りまとめてご紹介します。
日常会話ではどちらを使っても意思疎通に支障はありませんが、行政手続きや法律の現場では明確な運用ルールが存在します。
まず、国の公的記録や制度を司る現場における法律用語としての出生は、原則として「しゅっしょう」と発音されます。明治期に整備された戸籍法や民法の条文を読み解く際、法制執務の場や裁判所の実務において「しゅっせい」と発音されることは基本的にありません。したがって、出生届の正式な読み方も「しゅっしょうとどけ」が公的な名称となります。
同様の原則は、少子化問題の議論で毎日のように目にする指標にも当てはまります。厚生労働省の公的見解によると、人口動態統計における「出生数」や「合計特殊出生率」の正式な読み方は「しゅっしょうすう」「しゅっしょうりつ」です。厚生労働省の報道発表資料や省庁の窓口取材でも、広報官や担当官は一貫して「しゅっしょう」という発音を用いています。
一方で、パスポートの発行申請や公文書に記載される出生地の読み方については、公的組織の内部では「しゅっしょうち」と読まれるのが伝統的であるものの、窓口での申請者との対話においては「しゅっせいち」という発話も広く受け入れられています。