プロ直伝のカクテルレシピ早見表!黄金比と極秘技で極める家飲み
プロ直伝のカクテルレシピ早見表!黄金比と極秘技で極める家飲みを詳しくリサーチ! 読者が気になる トピックの裏側を分かりやすく展開します。
バー文化を語る上で、銀幕が果たした役割は計り知れない。映画『007 カジノ・ロワイヤル』でジェームズ・ボンドが冷酷にオーダーした「ヴェスパー・マティーニ」はその最たる例だ。「ゴードン・ジンを3オンス、ウォッカを1オンス、キナ・リレをハーフオンス。氷のように冷たくなるまで激しくシェイクし、薄く削ったレモンの皮を入れてくれ」。ステアが常識だったマティーニを激しくシェイクさせるこのセリフは、世界中のバーテンダーを震撼させ、何百万杯ものボンド・マティーニをグラスに注がせた。
さらに時計の針を巻き戻せば、1980年代のトム・クルーズ主演映画『カクテル』が引き起こしたフレアバーテンディングの熱狂がある。ボトルを宙に放り投げ、ネオンカラーのトロピカルリキュールを注ぎ分けるダイナミックな狂乱。大衆的なポップカルチャーの衝撃波と、静謐なバーのクラシックな美意識。この二つの潮流が交差しながら、カクテルというカルチャーは常に時代を映す鏡として進化を続けてきた。