世界が称賛する大阪木材仲買会館の秘密!耐火木造の現在と見どころ
世界が称賛する大阪木材仲買会館の秘密!耐火木造の現在と見どころにまつわる最新トピックを詳しく紐解きます。
大阪木材仲買会館がこの地に誕生した背景には、江戸時代から続く大阪の水運と木材産業の深い歴史が刻まれています。大阪市西区の南堀江周辺は、かつて道頓堀川や木津川の水運を活かした「材木浜」が広がり、日本中から集まる銘木取引の拠点として栄華を誇っていました。
しかし、高度経済成長とともに取引形態は変化し、都市の不燃化政策も相まって、木材の街の風景は鉄骨やコンクリートのビルへと置き換わっていきました。そうしたなかで持ち上がったのが、老朽化した旧会館の建替え計画でした。
「木材業界の拠点であるならば、木造の可能性を社会に示すシンボルでなければならない」という大阪木材仲買協同組合の強い信念を受け、竹中工務店が設計・施工を担当。国産材(ヒノキやスギ)を贅沢に活用しながら、最新技術で耐火性と耐震性を克服し、2013年春に竣工へと至りました。かつての材木街のアイデンティティを現代に蘇らせたストーリーは、地域再生の観点からも極めて意義深いものとなっています。