伸びすぎたオステオスペルマム再生術!プロ直伝の切り戻しと徒長対策
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徒長して姿が乱れたオステオスペルマムを健康なドーム状に復活させる唯一の手段が「切り戻し(剪定)」です。しかし、やみくもにハサミを入れると株を弱らせて枯死させる原因になります。初心者でも失敗しないための「適期」と「切る位置」には厳格なルールが存在します。
切り戻しを行うべき黄金期は年に2回、春の花が一段落した5月中旬〜6月上旬(梅雨入り前)と、夏の暑さが一段落した9月中旬〜10月上旬です。絶対に避けるべきなのは、30℃を超える猛暑期(7〜8月)と寒さが厳しい真冬(12〜2月)です。夏場は休眠に近く体力が落ちているため、強い剪定を行うと切り口から雑菌が入って枯死します。梅雨前の初夏剪定は風通しを確保して夏越しを成功させるため、秋剪定は涼しくなってからの新芽の吹かせと翌春の株姿を整えるために行います。
次に最重要となるのが「どこで切るか」という剪定位置の見極めです。大原則は「必ず元気な緑の葉、または肉眼で確認できる小さな節の芽を1〜2枚以上残した位置で切る」ことです。節(葉の付け根)の約5ミリ〜1センチほど上の位置を、清潔な園芸用ハサミで斜めにカットします。節の直上を切ることで、そこから分泌されるオーキシンの抑制が解除され、眠っていた側芽(脇芽)が一気に動き出します。
初心者によくある致命的な失敗が、茶色く木質化した部分まで一気に切り落とす「地際丸坊主剪定」です。オステオスペルマムはペチュニアなどに比べて木質化部位からの萌芽力が弱く、光合成を行う緑の葉を完全にゼロにしてしまうと、根から水を吸い上げる蒸散作用もストップし、数週間で根腐れを起こして絶命します。もし株元がすでに茶色く木質化している場合は、草丈の半分から3分の2程度にとどめ、緑の葉が残るギリギリの境界線で切り戻すのが再生の鉄則です。
剪定で切り落とした健康な茎の先端は、そのまま捨ててはいけません。長さ5〜7cmほどに整え、下葉を取り除いて清潔な赤玉土やバーミキュライトに挿す「挿し木(さし芽)」を行えば、約2〜3週間で発根して新しいフレッシュな苗として更新できます。親株が老朽化して切り戻しに耐えられなかった場合の優秀なリスクヘッジにもなります。