乱視の見え方とは?夜の光の滲みや文字の二重ブレを徹底解説

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視力の低下を自覚した際、「近視が悪化したのだろう」と自己判断してしまう人が後を絶ちません。しかし、乱視と近視の違いは光線の屈折トラブルが生じるメカニズムそのものにあります。

近視は、眼軸長(眼球の奥行き)が長すぎるか角膜・水晶体の屈折力が強すぎるために、焦点が「網膜より手前」で結ばれてしまう状態を指します。したがって、対象物を眼に近づければ網膜上にピントが合い、クリアに見ることができます。一方で乱視は、レンズの縦と横の曲率が異なるため、対象物をどれほど近づけたり遠ざけたりしても、ピントがどこにもピタリと合いません。

さらに医学的には、角膜乱視と水晶体乱視の真相にも目を向ける必要があります。乱視の大半(約8割から9割)は、外側の窓にあたる角膜が完全な球体(サッカーボール型)ではなく楕円形(ラグビーボール型)に歪んでいる「角膜乱視」です。しかし残りの一部には、眼球の奥にある水晶体が傾いたり歪んだりして生じる「水晶体乱視」が存在します。加齢や白内障の初期変化によって水晶体の屈折率が不均一になることで、後天的に乱視が強まるケースも珍しくありません。

屈折異常の種類焦点の結ばれ方と見え方の特徴主な自覚症状編集部の臨床的視点正視(正常眼)無調節の状態で網膜の中心窩に正確に1点で結像する。遠くも近くもシャープに視認でき、光の不快な滲みもない。理想的な光学バランス。現代では長時間の近業による後天的負担に注意。近視(軸性・屈折性)焦点が網膜の手前にある。近づければ網膜上に合致する。遠くが全体的にぼやけるが、近距離はくっきりと読める。単焦点レンズでの矯正が容易。度数適合がずれると過矯正リスクあり。乱視(正乱視・不正乱視)方向によって屈折力が異なり、焦点が前後2箇所以上に分散。距離にかかわらず輪郭が二重・三重にブレる。夜間の光が線状に滲む。円柱レンズ等による「経線ごとの個別補正」が不可欠。放置は疲労の元凶。老眼(調節力低下)水晶体の弾性低下により、近点を見る際の厚み調整が不能。手元の文字を離さないと読めない。薄暗い場所でピントが合いにくい。加齢生理現象。乱視が合併していると目への負荷が相乗的に跳ね上がる。
森 瞳

森 瞳

ヘルス&ウェルネスアドバイザー

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。

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