Superfly『愛をこめて花束を』誕生秘話と愛され続ける理由の真相

Superfly『愛をこめて花束を』誕生秘話と愛され続ける理由の真相の特集記事を解説します。専門的な知識が満載です。

『愛をこめて花束を』の原型が生まれたのは、Superflyがメジャーデビューを果たす遥か前、愛媛県松山市でのインディーズ活動期にまで遡ります。当時ギタリスト兼メインコンポーザーを務めていた多保孝一が、ボーカルの越智志帆に出会った初期に書き下ろした楽曲でした。しかし、当時のアレンジはテンポの遅いカントリー調のスローバラードであり、完成形とは大きく異なる質感を持っていました。

上京後、シングル化に向けて幾度となくデモテープが録音されたものの、スタッフ陣からは「メロディの強さはあるが、シングルとしての決定打に欠ける」と評価され、一時はお蔵入り寸前の状態に追い込まれます。事態が急転したのは、プロデューサー・アレンジャーの蔦谷好位置が制作に本格合流したタイミングでした。壮大なストリングスと躍動感あふれるゴスペル調のピアノリフ、ソウルフルなホーンセクションを大胆に融合させ、現在の華やかなアッパー・ロックバラードへと劇的な進化を遂げたのです。

さらに作詞面でも妥協なき推敲が重ねられました。越智志帆と多保孝一の原案に対し、いしわたり淳治が共同作詞として加わり、言葉の音乗りや情景描写をミリ単位で研磨。ドラマ『エジソンの母』の主題歌(2008年1月期放送)に抜擢されたことで一気に火がつき、Superflyの名を日本中に知らしめる決定打となりました。

佐藤 大輔

佐藤 大輔

シニアコンテンツプロデューサー

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest