マルーン5『メモリーズ』歌詞の真実とカノン元ネタの感動秘話
マルーン5『メモリーズ』歌詞の真実とカノン元ネタの感動秘話の特集記事をお届けします。専門的な知識が満載です。
どこか懐かしく、一度聴いたら忘れられないメロディラインの背景には、明確な音楽的仕掛けが存在します。『メモリーズ』の最大の音楽的特徴は、17世紀のバロック音楽家ヨハン・パッヘルベルによる名曲『カノン(Pachelbel's Canon)』のコード進行をベースに構築されている点です。
ポップスにおける『カノン進行(I - V - vi - iii - IV - I - IV - V)』は、日本をはじめ世界中のヒット曲に広く用いられてきた「人間が本能的に心地よさや郷愁を覚える黄金パターン」です。マルーン5は本作において、BPM91というゆったりとしたテンポと、スカやレゲエを思わせる軽快な裏打ちのリズムを組み合わせ、クラシカルな構造を現代の洗練されたポップソングへと昇華させました。
この親しみやすいコード設計により、楽曲は日本国内でも複数のテレビCM曲やBGMとして自然に生活空間へ溶け込み、洋楽に馴染みのないリスナー層にも驚異的なスピードで浸透していきました。