街路樹になぜヤマボウシ?ハナミズキ激減の真相と知られざる落とし穴
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ヤマボウシが街路樹として定着するにつれ、秋口に浮上するのが「果実の落下問題」です。9月から10月にかけて直径2〜3センチほどの丸い果実が赤く熟すと、一斉に歩道や車道へ落果します。
果肉が柔らかいため、歩行者に踏み潰された実はジャム状に潰れ、「歩道が赤黒く汚れて滑りやすくなる」「靴底にこびりつく」「発酵した甘酸っぱい臭いが漂う」といった苦情が自治体に寄せられるケースが少なくありません。潰れた果実を目当てにスズメバチやハエなどの害虫が集まる二次被害も報告されています。
このヤマボウシの実、実はマンゴーやアケビに似た強い甘みがあり、人間が食べても無毒で美味とされています。生食はもちろん、果実酒やジャムに加工して楽しむ愛好家もいるほどです。ただし、街路樹に実っているものは自動車の排気ガスや粉塵を浴びており、犬の散歩コースになっている場所も多いため、衛生上の観点から口にするのは避けるのが賢明です。