ニットの伸びないハンガー干し方|肩の跡を防ぐアパレル直伝の裏技

ニットの伸びないハンガー干し方|肩の跡を防ぐアパレル直伝の裏技の重要ポイントを解説します。最新トレンドが詰まっています。

スペースの狭い店舗バックヤードや展示会準備の現場で、プロが日常的に行っているのが「アパレル店員直伝のニット干し方」です。平干しネットを広げる場所がなくても、どこの家庭にもあるハンガーを正しく使うだけで、肩の飛び出しや着丈の伸びを完璧に防ぐことができます。代表的な3つの手法をマスターしておきましょう。

第1の基本技は、ハンガーの横バーを活用した「胴体二つ折り干し」です。まずニットを背中合わせになるよう縦半分に折りたたみます。ハンガーのフック部分がニットの脇下に来るようにハンガーを置き、身頃部分を横バーに通して手前に折り返します。続いて、残った両袖も同様に横バーを跨ぐように掛けるだけです。この形状にすることで、衣服の重みがハンガーのバー全体に均等に分散され、肩部分には一切の負荷がかかりません。

第2の技は、厚手のヘビーゲージニットやロングカーディガンに最適な「ハンガー2本を使ったニットの干し方」です。1本目のハンガーに通常通りニットを通しますが、このとき裾や袖をそのまま垂らしてはいけません。数十センチ離れた場所にもう1本ハンガーを吊るし、ニットの裾部分と両袖を2本目のハンガーバーに引っ掛けて渡します。横から見たときに「M字型」あるいは「波型」になるよう配置することで、垂直方向にかかる引力を真っ二つに分断し、自重による裾の伸び落ちを完全に阻止します。

第3の技が、部屋干しの乾燥スピードを格段に引き上げる「セーターのお化け干し手順」です。身頃に1本のハンガーを通した後、両袖をだらりと下げず、バンザイをさせるように持ち上げて物干し竿や別のピンチハンガー、あるいは自身の首元ハンガーにクロスさせて固定します。まるで「お化け」が両手を前に突き出しているようなシルエットになることから名付けられたこの干し方は、脇の下に大きな空気の通り道を作り出します。風通しが劇的に改善するため、厚手のタートルネックやスウェットでも短時間でムラなく乾かすことが可能です。

小林 直樹

小林 直樹

トレンドリサーチャー

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。

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