金属塗装で剥がれる失敗を防ぐ!プロ直伝の下地処理とDiy成功の極意

金属塗装で剥がれる失敗を防ぐ!プロ直伝の下地処理とDiy成功の極意に関する専門家の意見を詳しく解説いたします。

下地とプライマーが完璧に整ったら、いよいよ仕上げの上塗り工程です。缶スプレーを用いた塗装で「垂れ」「ゆず肌」「塗りムラ」を防ぎ、プロ級の鏡面または均一マット仕上げを実現するための金属塗装スプレーのコツと失敗しない上塗り手順をステップ順にまとめました。

ステップ1:缶スプレーの加温と環境設定
気温が10℃以下の環境ではガス圧が下がり、塗料の粒子が粗くなってゆず肌の原因になります。使用前に40℃前後のぬるま湯に缶を数分つけ(直火・熱湯は厳禁)、缶の内圧を適度に高めておくことで、微粒子化された均一な霧が噴射されます。また、湿度が75%以上の雨天時は白化(かぶり現象)が起きるため塗装を避けるのが賢明です。

ステップ2:距離・移動スピード・オーバーラップの制御
ノズルと被塗面の距離は15〜20cmを常にキープします。スプレーの噴射は対象物の外側で開始し、一定の速度で水平に腕を動かし、対象物を通り過ぎてからボタンを離します。1本のラインを塗ったら、前のラインの半分(約50%)を重ねるようにして塗り進める「オーバーラップ」がムラを防ぐ基本動作です。

ステップ3:「捨て吹き」から始まる3回塗りの鉄則
1回目は全体がうっすら色づく程度の「捨て吹き(パラ吹き)」にとどめます。10〜15分の乾燥時間を置き、2回目でしっかり色を乗せ、3回目で全体のツヤと発色を整える「ウェットコート」を行います。一度に色を決めようとして厚塗りすると、必ずエッジ部分から塗料が垂れ落ちます。

ステップ4:塗料の種類とウレタン塗料耐久性の優位性
上塗り塗料には主に「アクリルラッカー」と「2液ウレタン塗料」が存在します。屋外放置されるサイクルパーツや工具類、耐久性が求められる家具には、主剤と硬化剤を混ぜて化学反応で硬化させる2液ウレタン塗料が圧倒的におすすめです。ラッカー塗料に比べて耐ガソリン性・耐薬品性・耐候性・耐擦傷性が桁違いに高く、完全硬化後は厚く強固な塗膜を5年以上にわたり維持できます。

鈴木 陽菜

鈴木 陽菜

テックライター兼ウェブディレクター

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。

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