「グローは体に悪い」説の真実。最新研究が明かす加熱式タバコの罠
「グローは体に悪い」説の真実。最新研究が明かす加熱式タバコの罠の全貌を分かりやすくまとめてご紹介します。
世界保健機関(WHO)は、加熱式タバコに対する国際的な規制の手を緩めていない。テドロス・アダノム事務局長は加盟国に向けたスピーチの中で、「加熱式製品を禁煙の安全な選択肢として推奨すべきではない」と強いトーンで訴え続けている。製品の形状が変わろうとも、強力な依存性物質であるニコチンを供給し続ける構造そのものが、公衆衛生上の脅威であるという判断からだ。
WHOの調査報告書によれば、gloの蒸気を通じて取り込まれるニコチン量は、従来の紙巻きタバコと同等か、吸い方によってはそれ以上の速度で脳に到達する。ニコチンがもたらす血管収縮作用、心拍数の急上昇、血圧上昇といった循環器系へのストレスは、加熱式であっても軽減されることはない。煙が見えないからといって、心臓や血管にかかる負荷が消えてなくなるわけではないのだ。