ブラジル鶏肉に異変?価格高騰の真相と日本の外食を襲う供給危機
ブラジル鶏肉に異変?価格高騰の真相と日本の外食を襲う供給危機の基礎知識と応用に迫る! わかりやすい言葉でまとめました。
供給の継続性を占う上で、最大の不確定要素として常に警戒されているのが高病原性鳥インフルエンザ(HPAI)の動向だ。広大な国土を持つブラジルにおいて、商業用養鶏場へのウイルス侵入を阻止できるかどうかは、国家経済の根幹に関わる。
カルロス・ファヴァロ(Carlos Fávaro)農業相を筆頭とする農務省は、野鳥での感染確認にとどめるべく監視網を極限まで強化してきた。ルイス・イナシオ・ルーラ・ダ・シルバ大統領もトップ外交を通じて主要輸入国との関係維持に奔走し、ブラジル動物性タンパク質協会(ABPA)と連携して「地域主義(コマーシャルファームで非発生の州からは輸入を継続する枠組み)」の合意形成を急いでいる。万が一、主産地である南部パラナ州やサンタカタリーナ州の商業施設で感染が確認されれば、日本のサプライチェーンは一夜にして麻痺しかねない。