オールシーズンタイヤはやめたほうがいい?後悔の理由と凍結路の罠
オールシーズンタイヤはやめたほうがいい?後悔の理由と凍結路の罠についての真相をご紹介します。
「オールシーズンタイヤを装着していれば、冬の高速道路はどこでも走れる」という思い込みも危険な誤解のひとつです。国土交通省および各高速道路会社が定める規制基準には明確な区分が設けられています。
高速道路で発令される「冬用タイヤ規制(すべり止め装置装着規制)」においては、側面に欧州基準の過酷な積雪性能をクリアした証である「スノーフレークマーク(3PMSF: Three-Peak Mountain Snowflake)」が刻印されていれば、原則としてチェーン未装着のまま走行が認められます。現在国内で正規流通している大手メーカーのオールシーズンタイヤは、ほぼすべてがこのマークを取得しています。
しかし、大雪特別警報や集中豪雪の際に発令される「全車両チェーン規制」が敷かれた場合、基準は完全に別物となります。この規制区間内では、スタッドレスタイヤを装着していようがスノーフレークマーク付きオールシーズンタイヤを装着していようが、金属チェーンや布製タイヤカバーなどの物理的滑り止め装置を巻いていない車両は例外なく進入できません。「オールシーズンだからチェーンは一切不要」と過信して豪雪時の峠道へ向かうと、規制地点で立ち往生やUターンを余儀なくされます。