褥瘡の薬使い分け完全ガイド!色と浸出液で選ぶ最新外用薬の正解

褥瘡の薬使い分け完全ガイド!色と浸出液で選ぶ最新外用薬の正解にまつわる最新トピックを分かりやすく発信ます。

Q1:黒色期のカチカチに硬い壊死組織には、まず何を塗るべきですか?
A1:壊死組織の性状と血流によって対応が分かれます。血流が保たれており壊死組織を除去したい場合は、ブロメライン軟膏(タンパク分解酵素)やゲーベンクリームを厚塗りして壊死組織を軟化させ、外科的デブリードマンを容易にします。ただし、重度の末梢動脈疾患(ASO)など血流が破綻している足趾などの場合は、下手に湿潤化させると湿性壊死からガス壊疽を招くため、ポビドンヨードゲル等で乾燥・消毒を保ち、血流再建を優先することが鉄則です。

Q2:ユーパスタとゲーベンクリームの使い分けで最も明快な基準は何ですか?
A2:判断の最重要軸は「浸出液の量」と「組織の性状」です。浸出液が極めて多く、組織が浮腫んでブヨブヨしている場合は、高張浸透圧で強力に脱水・乾燥させるユーパスタコーワが適しています。一方、壊死組織が硬く張り付いており、組織をふやかして溶かしたい場合や、局所感染の制圧を最優先したい場合は、乳剤性基剤で水分を保ちながら殺菌するゲーベンクリームを選択します。

Q3:赤色期になって浸出液が落ち着いた後、外用薬から被覆材単独に切り替えるべきですか?
A3:非常に合理的な判断です。感染がなく、良性肉芽が創面の大部分を占め、浸出液が中等度以下にコントロールされている場合、ハイドロコロイドやフォーム材などのドレッシング材単独管理へ移行することで、外用薬による毛細血管への摩擦刺激を排除し、湿潤環境を安定させて上皮化を劇的に加速させることができます。

Q4:在宅療養で毎日の処置が困難な場合、外用薬の選択はどう調整すべきですか?
A4:毎日のガーゼ交換が難しい在宅現場では、外用薬よりも「持続的な浸出液吸収能と密閉性を持つフォーム材(最長7日間貼付可能)」を主軸に据えるのが近年のトレンドです。外用薬を用いる場合は、揮発・吸収が早い水溶性基剤を避け、適度な保湿が持続する油脂性基剤や吸水性ポリマー製剤を選択し、2〜3日おきの訪問看護スケジュールに合致した処方設計を主治医に提案することが重要です。

伊藤 翔太

伊藤 翔太

フード&トラベルライター

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。

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