ハイミーや味の素は体に悪い?危険視される理由と科学的真相【2026最新】

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「ハイミーや味の素は体に悪いという噂は本当なのか?」という疑問に対して、食品安全科学の見地から導き出される結論は「明確な誤認であり、健康被害を及ぼす科学的根拠は存在しない」ということです。それにもかかわらず、なぜこれほど強固な危険視のイメージが社会に定着してしまったのでしょうか。

味の素体に悪いと言われる理由の源流を辿ると、1968年に米国で起きた「中華料理店症候群(チャイニーズ・レストラン・シンドローム:CRS)」騒動に行き着きます。発端は、中華料理を食べた一部の客が首の後ろの痺れや動悸、脱力感を訴えたとする一通の手記が、著名な医学雑誌『ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン(NEJM)』に掲載されたことでした。この際、料理に多用されていたグルタミン酸ナトリウム毒性の真相をめぐり、メディアが一斉にセンセーショナルな報道を展開。これが世界中に「MSG(グルタミン酸ナトリウム)=危険物質」というネガティブな認知を植え付ける契機となりました。

しかし、その後の追試および疫学調査により、この中華料理店症候群の真実は完全に覆されています。厳密な二重盲検プラセボ対照試験を重ねた結果、グルタミン酸ナトリウムと特定の急性症状との間に因果関係は認められませんでした。今日では、当時の報告はプラセボ効果や心理的要因、あるいは中華料理に含まれる過剰な塩分・アルコールなど別の要因が引き起こした複合的な現象であったと学術的に結論づけられています。

さらにうま味調味料の危険性と安全性をめぐる議論に終止符を打ったのが、国連の食糧農業機関(FAO)と世界保健機関(WHO)の合同食品添加物専門家会議(JECFA)による査読です。1987年の厳格な評価において、グルタミン酸ナトリウムの毒性は極めて低く、通常の使用量において人体に有害な影響を及ぼさないことが正式に確認されました。

小林 直樹

小林 直樹

トレンドリサーチャー

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。

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