猫がまたたびで狂喜乱舞する理由とは?適量・危険性と最新研究を解剖
猫がまたたびで狂喜乱舞する理由とは?適量・危険性と最新研究を解剖の真相や最新動向に迫る! 専門的な視点でまとめました。
愛猫のライフステージに応じた判断基準を知ることも、安全管理の基本です。「またたびは何歳から与えていいか」という問いに対する獣医学的な結論は、「生後1歳以上(性成熟を完全に迎えた成猫)から」です。
子猫や高齢猫へのまたたびの影響は非常に大きく、それぞれ特有のリスクを抱えています。
- 子猫(生後1歳未満):脳の神経伝達系や血液脳関門が未発達です。強い中枢神経刺激を受けると、脳の発達障害やパニック、てんかん発作の引き金となる危険性があるため、絶対に与えてはいけません。
- 高齢猫(シニア期・10歳以上):加齢に伴い心血管系や腎機能が低下しています。またたびによる急激な血圧上昇、心拍数の急増、過度な興奮は、心不全や脳血管障害、関節の脱臼事故を誘発する重大な引き金になります。
- 基礎疾患を持つ猫:心臓病、腎臓病、てんかんの既往歴がある猫、および妊娠中の母猫への給与は原則禁止です。
一方で、高級なまたたびを与えても全くの無反応で素通りする猫も存在します。「うちの子はどこかおかしいのでは?」と心配する飼い主もいますが、猫がまたたびに反応しない理由の多くは遺伝的形質によるものです。
国内外の遺伝子調査データによると、家猫全体のおよそ20%〜30%はまたたび反応を示す受容体を持たない(遺伝的に不感受性である)ことが判明しています。この感受性は優性遺伝するとされており、反応しない個体に無理に与えてもストレスを与えるだけに終わります。愛猫が反応を示さない場合は、生まれ持った個性として受け止め、ブラッシングや他のおもちゃによるコミュニケーションに切り替えるのが賢明です。