痛風とプリン体は関係ない?従来の常識を覆す最新医学の真実
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東京女子医科大学の教授であり、痛風研究の第一人者として知られる谷口敦夫医師は、長年にわたって尿酸代謝の真の要因について警鐘を鳴らし続けてきた。谷口氏の指摘によれば、痛風を発症する患者の大部分は「プリン体の摂りすぎ」ではなく、「尿酸の排泄障害」または「体内の過剰産生」に根本的な原因があるという。
「PubMed」に掲載された最新のゲノム解析研究でも、腎臓や腸管における尿酸トランスポーター(ABCG2やURAT1など)の遺伝的変異が、血中尿酸値の決定に極めて大きな影響を与えていることが裏付けられている。つまり、痛風の発症リスクを左右しているのは「昨晩食べたレバーの量」ではなく、生来の体質や腎機能による尿酸の排出能力なのだ。
体質的に尿酸を体外へうまく捨てることのできない「排泄低下型」の人が、いくら食事からプリン体を排除したところで、体内に蓄積する尿酸の量を根本的に減らすことは難しい。焦点は「入れる量を減らす」ことではなく、「出す力を高める」ことへと移行している。