赤い月は本当に不吉な前兆?大地震の噂と赤く染まる理由を徹底解明

赤い月は本当に不吉な前兆?大地震の噂と赤く染まる理由を徹底解明について分かりやすく解説いたします。専門家の見解をご覧ください。

初夏になるとニュースやSNSで「ストロベリームーン」という可愛らしい言葉が話題に上ります。「これも赤い月の一種で不吉なのか?」と混同する人が少なくありませんが、両者の文脈は全く異なります。

ストロベリームーンは、アメリカの先住民族(ネイティブアメリカン)が季節を把握するために各月の満月に付けた呼称(アラスカや北米の農事暦)に由来します。6月が野生のイチゴ(ストロベリー)の収穫期であったことから名付けられたものであり、月がイチゴのように真っ赤に染まるからではありません。

ただし、北半球において6月の満月は、太陽の軌道が高くなる夏至に近いため、夜空における月の軌道が1年の中で最も低くなります。前述のレイリー散乱の原理により、地平線近くを移動する時間が長い6月の月は、結果として淡いピンク色や赤みがかった琥珀色に見えやすくなります。

災厄の象徴として恐れられた「血のような深紅の月(ブラッドムーン)」に対し、ストロベリームーンは「見ると恋愛が成就する」「幸運を呼ぶ」といったポジティブな吉兆として親しまれており、同じ「赤みを帯びた月」であっても文化的受容のされ方に大きな違いが見られます。

山口 彩花

山口 彩花

写真家・フォトエディター

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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