マツダのコンセプトカー市販化真相!アイコニックSpとRe復活
マツダのコンセプトカー市販化真相!アイコニックSpとRe復活に関する主要なデータを丁寧に解説いたします。
マツダのコンセプトカーは、常に未来の市販車のデザインDNAを予告する実験場として機能してきました。「マツダ コンセプトカー 歴代」の流れを俯瞰すると、ひとつの明確な進化の系譜が見て取れます。
2010年に発表された「靭(SHINARI)」によって幕を開けた「魂動(こどう)-Soul of Motion」デザインは、チーターが獲物を狙う瞬間のような動物的な躍動感を表現していました。続く「雄(TAKERI)」が後のアテンザ(MAZDA6)へと結実したように、同社のデザインスタディは極めて市販車への還元率が高いことで知られています。
転換点となったのは、2017年の東京モーターショーで公開された「VISION COUPE(ビジョンクーペ)」です。「マツダ ビジョンクーペ 現在」の状況を検証すると、このモデルは特定の市販車1車種の青写真ではなく、日本の伝統美である「引き算の美学」や光のリフレクションをクルマのボディサイドに描き出すマツダの高級化路線の指標となりました。当時期待された「直列6気筒FRラージセダン」としての直接の市販化は叶わなかったものの、その息をのむ面構成はCX-60やCX-80といったラージ商品群のエクステリア造形に余すところなく継承されています。
そして「魂動デザイン 最新動向」の到達点として現れたのがICONIC SPです。無駄なキャラクターラインを徹底的に削ぎ落とし、リトラクタブルヘッドライトを彷彿とさせる可動式薄型ランプを備えた姿は、かつてのサバンナRX-7(FD3S)やユーノスロードスター(NA)の面影を宿しながら、極めて未来的で緊張感のある現代彫刻へと昇華されています。