黒光りする分厚い肉塊!四日市とんてき聖地の真価と行列回避術

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看板メニューである「大とんてき定食」を注文すると、間もなく目の前に鎮座するのは、およそ250グラムに達する極厚の肩ロースだ。漆黒とも言える深い褐色をまとった肉塊の周囲には、黄金色にホクホクと火が通った大粒の青森県産ニンニクがゴロゴロと転がる。皿の半分を埋め尽くす山盛りの千切りキャベツが、タレの海にじわじわと浸食されていく。

一口噛みしめると、表面の香ばしい焦げ目の奥から、上質な脂の甘みと赤身の肉汁がほとばしる。見た目の重厚さとは裏腹に、驚くほど歯切れが良い。ウスターソースをベースに複数の調味料をブレンドし、継ぎ足し使われてきた秘伝のタレは、ツンとした酸味をラードのコクでまろやかに包み込んでいる。濃厚でありながら後味が引かない。ニンニクを崩して肉に塗りたくり、タレが染みたキャベツとともに白米に乗せて放り込む。茶碗の底はあっという間に見えてくる。この計算され尽くした味の重なりこそ、名物大とんてきが世代を超えて支持される真価である。

山本 拓海

山本 拓海

ヘルス&ウェルネスアドバイザー

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

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