リングを降りても色あせぬ「飛翔天女」の衝撃——豊田真奈美が現代のプロレス界に刻み続ける不滅の爪痕

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1980年代後半、全日本女子プロレス(全女)の門をたたいた少女は、瞬く間にその破格の才能を開花させた。「倒れても立ち上がる」どころではない。倒されても即座に跳ね起き、さらなる高所から相手へ躍りかかる圧倒的な運動量は、当時のプロレス関係者を唖然とさせた。

当時の全女は、365日中300日以上全国を巡業する超ハードスケジュール。加えて、年功序列と厳しい上下関係が支配する苛烈な環境だった。その苛酷な生存競争の中で、彼女はたった一分の妥協も許さず、試合のクオリティを極限まで引き上げ続けた。1990年代に全女が東京ドーム興行を成功させるなど空前の大ブームを巻き起こした陰には、間違いなく彼女の超人的なパフォーマンスがあった。

高橋 健太

高橋 健太

ライフスタイル編集者

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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