【2026最新】奈良・般若寺のガラス玉コスモス完全攻略!見頃と混雑回避の裏技
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境内の中心にそびえ立つ「十三重石宝塔」(重要文化財)は、般若寺の歴史的波乱を象徴する建造物だ。治承4年(1180年)、平重衡による南都焼討の際、東大寺や興福寺とともにこの地も熾烈な戦火に包まれ、かつての大伽藍は灰燼に帰した。
荒廃した寺を再興へと導いたのが、鎌倉時代の大徳・叡尊(思円上人)である。叡尊は真言律宗の開祖として戒律の復興と社会福祉活動に尽力し、この十三重石宝塔を建立して戦乱の犠牲者を追悼するとともに、人々の救済を祈願した。
塔の内部からは多数の仏像や経典が発見されており、叡尊の強い信仰心と当時の技術力の高さが現代に伝えられている。石塔の重厚な佇まいは、非業の死を遂げた平重衡の霊を慰める鎮魂の祈りそのものであり、訪れる者に深い感慨を抱かせる。