巨大塔と名門野球部の終焉…知られざるPl教団の激震と教義の真実
巨大塔と名門野球部の終焉…知られざるPl教団の激震と教義の真実の全体像を詳しく解説してご紹介します。
そもそもPL教団とはどのような信仰を持つ組織なのか。その根底にあるのは、初代教祖・御木徳一が興したひとのみち教団の精神を継承し、1946年に二代教祖・御木徳近が立教した新宗教の教えだ。「人生は芸術である」という第1条から始まる独自の処世訓「PL処世訓21カ条」は、自己表現と社会貢献を強く促す前向きな教義として、戦後の高度経済成長期に生きる日本人の心を強烈に捉えた。
御木徳近は、スポーツや芸術、教育事業を布教の前面に押し出す巧みな戦略で信徒数を数百万規模へと押し上げた。しかし、三代教祖・御木貴日止の時代に入ると状況は一変する。貴日止は派手な拡大路線を抑制し、教団の内省と原点回帰を模索。2020年に貴日止が逝去して以降、教団トップの座は空位のまま集団指導体制へと移行し、かつてのような強烈なカリスマによる統率力は影を潜めることとなった。