激流が育む極上魚と巨大煙突の街!知られざる佐賀関の魅力解剖
激流が育む極上魚と巨大煙突の街!知られざる佐賀関の魅力解剖の要点を分かりやすくまとめてご紹介します。
佐賀関の風景を決定づけているもう一つの主役が、空を突くようにそびえる巨大な煙突と、広大な工場群だ。大正時代初期の1916年に操業を開始したパン・パシフィック・カッパー佐賀関製錬所(旧日本鉱業、現・JX金属グループ)は、一世紀以上にわたって日本の非鉄金属製錬業を牽引してきた。
かつて煙害克服の象徴として建設された「第一大煙突」は、高さ約167メートルを誇り、東洋一のコンクリート煙突として半島のランドマークであり続けた。老朽化に伴う解体工事を経て姿を変えた現在も、高さ約200メートルの巨大な集合煙突が、この町が今なお日本の先端素材供給基地であることを誇らしげに主張している。
港湾部に積み上げられた銅精鉱やリサイクル原料は、最新鋭の自熔炉で高純度の電気銅へと生まれ変わる。佐賀関の町を歩けば、潮の香りとともにどこか乾いた金属の匂いが漂う。漁業の町でありながら重工業の最前線でもあるという二面性。その独特のコントラストこそが、佐賀関という空間を唯一無二の場所に仕立て上げている。