刺繍糸の取り方完全ガイド!束から絡まず抜くプロの裏技と実践法

刺繍糸の取り方完全ガイド!束から絡まず抜くプロの裏技と実践法の見逃せないポイントを一挙に解説しました。

初心者が知るべき刺繍糸の扱い方において、見落とされがちな盲点が2つ存在します。それが「ラベルの保存意義」と「糸の撚り(より)の向き」です。

作業を始めるときに邪魔だからと紙ラベルを即座に破棄してしまう人がいますが、これは後々大きなトラブルを招きます。ラベルには色番号(カラーコード)が記載されており、同一作品の制作途中で糸が足りなくなった際、同一ロットの色を買い足すための唯一の手がかりとなります。また、ラベル自体が糸の束を整然と固定するスリーブ(鞘)の役割を果たしているため、使い終わった後もラベルを残したまま保管するのが鉄則です。

もうひとつの物理的盲点が「S撚り・Z撚り」に起因する糸の進行方向です。25番刺繍糸は、2本の細い糸を左撚り(S撚り)にしたものを、さらに3組束ねて右撚り(Z撚り)に仕上げる複合構造を持っています。針に通す際、カセから引き抜いた向きのまま針穴に通すと布通りが良くなりますが、上下を逆にして通してしまうと、針と布の摩擦によって撚りがほぐれやすくなり、縫っている最中に糸が割れたり毛羽立ったりする原因になります。切り出した糸端の向きを意識するだけで、ステッチの仕上がりは劇的に向上します。

伊藤 翔太

伊藤 翔太

フード&トラベルライター

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。

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