淡路島の巨大観音像はなぜ消えた?解体費用9億円の真相と跡地の現在
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淡路島の巨大観音像問題は、単なる地方の一奇談ではなく、日本全国が直面している「負動産・所有者不明建造物問題」の象徴的事例です。
昭和後期の好景気において、個人の資力や節税対策、観光誘致を旗印に各地で建設された巨大建造物やテーマパークは、建設時の熱狂の一方で「出口戦略(解体・撤去計画)」が完全に欠落していました。少子高齢化と人口減少が進む現在、維持困難となった大型物件を親族が相続放棄し、最終的に公費で処理せざるを得ない構造的欠陥が露呈しています。
景観の保全や安全対策のためには、大型モニュメントや特異建築物の新設時に将来の解体引当金を義務付けるなど、予防的な制度設計が求められる時代に入っています。