【症例写真】水疱瘡なのに水泡にならない?あせもとの見分け方を徹底解説
【症例写真】水疱瘡なのに水泡にならない?あせもとの見分け方を徹底解説とはどんな影響があるのか? 背景や要点を簡潔に解説します。
この「水泡にならない水疱瘡」を語る上で欠かせないのが、水痘ワクチンの存在である。かつて大阪大学微生物病研究所の創始者的存在であった高橋理明博士(1928〜2013)によって世界で初めて開発された生ワクチン(岡株)は、人類と水痘・帯状疱疹ウイルスとの闘いを根底から塗り替えた。博士の偉業は世界中で評価され、年間数十万人もの子供たちを重症化や死亡リスクから救い続けている。
高橋理明博士が生み出したワクチンのおかげで、現在では感染しても重症の水疱が全身を覆い尽くすような悲劇はほとんど見られなくなった。その代わりとして登場したのが、免疫のバリアによってウイルスの暴走が阻まれ、軽微な発疹のみで経過する不全型水痘だ。人類の医学的勝利が生み出した「症状の変容」とも言える。