カルティエのヴィンテージ時計はなぜ高騰?プロが教える資産価値と偽物鑑定術
カルティエのヴィンテージ時計はなぜ高騰?プロが教える資産価値と偽物鑑定術について押さえておきたい 注意点を厳選して解説いたします。
現在、カルティエのヴィンテージモデルの相場は全般的に右肩上がりの推移を見せている。特に1970年代から1990年代にかけて生産されたソリッドゴールド(18K金無垢)モデルや、パリ工房で手作業にて生産された初期モデルの上がり幅が著しい。かつては数十万円で入手可能だったスタンダードなタンクやサントスも、状態の良い個体は100万円から300万円を超える水準が定着しつつある。
相場を押し上げている最大の要素は「個体数の減少」だ。もともと大量生産を目的としていなかった歴史的モデルは、経年劣化や過去の不適切なメンテナンスによってオリジナル度を保った個体が激減している。コレクターたちが喉から手が出るほど欲しがる完璧なコンディションの個体は、出回った瞬間に瞬時に売買が成立する状況が続いている。