【2026年最新ルポ】暴走族の象徴から「時価数万円」のプレミアムギアへ――「コルクヘルメット」が令和のストリートで異例の熱狂を呼ぶ理由
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熱狂が広がる一方で、避けて通れないのが「道路交通法と安全基準」の問題だ。日本国内で乗車用ヘルメットとして公道を走行するためには、国の定めるPSCマークおよび製品安全協会が認めるSGマークの取得が不可欠となる。
現在市販されているコルクヘルメットの中には、125cc以下用(小型二輪・原付)としてSGマークを取得しているモデルが多い。しかし、中型や大型のバイクに乗りながら125cc以下用のコルクヘルメットを着用して走行した場合、ヘルメットの安全基準を満たしていないとみなされ、警察による指導や取り締まりの対象となるケースが相次いでいる。
警視庁の交通関係者は匿名を条件に次のように警告する。「コルク素材自体は衝撃吸収性に優れているものの、現代の半キャップ型(半帽)構造では、高速走行時の転倒において頭骨や後頭部を充分に保護しきれない危険性がある。特にSGマークの規格外品や、DIYで改造された無規格ヘルメットを着用して中型・大型車に乗る行為は、万が一の際に致命的な事故に直結する」。デザイン性を追求するあまり、本来の目的である安全性を疎かにしてはならないという警鐘が、現場の警察官から強く鳴らされている。