本物のモミの木を枯らさず育てる秘訣!ツリーの由来と失敗ゼロ管理術
本物のモミの木を枯らさず育てる秘訣!ツリーの由来と失敗ゼロ管理術に関する最新の話題を詳しく解説いたします。
園芸店やホームセンターの店頭で「クリスマスツリー用の生木」を探す際、見た目がよく似た別の樹種が混在していることに気づくはずです。代表格が「ドイツトウヒ(欧州唐檜)」と「モミの木」の2系統です。この両者は一見すると瓜二つですが、性質やディテールに決定的な違いがあります。
最もわかりやすい識別ポイントは「葉の付き方と触感」です。モミの木は扁平な葉が枝の左右に整然と並び、葉先が柔らかく二つに裂けているため、オーナメントを飾る際に手で触れてもほとんど痛みを感じません。対してドイツトウヒは、断面が四角形の葉が枝の周囲に放射状に密生しており、先端が鋭利に尖っているため触るとチクチクとした刺激があります。また、成熟した際の実(松ぼっくり)の付き方にも大きな違いがあり、モミの木は枝の上に垂直に立ち上がるのに対し、ドイツトウヒは枝からぶら下がるように垂れ下がります。
もうひとつ、日本の庭園環境において極めて重要な存在が「ウラジロモミ」です。日本原産のモミの仲間で、葉の裏側に明瞭な2本の白い気孔線が走り、光が当たると銀白色に美しく輝く特徴を持っています。北米や北欧原産のモミが日本の猛暑と高湿度で根腐れを起こしやすいのに対し、ウラジロモミは日本の本州山岳地帯に適応しているため、耐暑性と耐寒性のバランスに優れています。温暖な関東以南の平野部で長く育てたいと考えるなら、ウラジロモミを選択することが成功の第一歩となります。