ピラミッドはいつ誰が作った?紀元前2500年の真相と最新研究
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ギザの砂漠に佇む巨大な建造物は、単一の王が一度に造り上げたものではありません。祖父、父、息子の3代にわたるファラオによって半世紀以上の歳月をかけて順次築かれました。ギザの三大ピラミッド歴史を、客観的な数値と建造データから比較検証します。
建造物名推定建造年代・期間規模(建造時高さ・石材数)編集部の見解・最新の知見クフ王の大ピラミッド
(第1ピラミッド)紀元前2580年頃〜
建造期間:約20〜27年高さ:約146.6m(現在138.8m)
石材:約230万個(平均2.5t)人類史上最大の石造建築。一次史料「メレルの日誌」により運搬プロセスが具体的に判明。カフラー王のピラミッド
(第2ピラミッド)紀元前2550年頃〜
建造期間:約20〜25年高さ:約143.5m(現在136.4m)
化粧石が頂上部に残存標高の高い基盤の上に建つため大ピラミッドより高く見える。スフィンクスとの一体設計が有力。メンカウラー王のピラミッド
(第3ピラミッド)紀元前2510年頃〜
建造期間:約15〜20年高さ:約65.5m(現在61m)
下部に赤色花崗岩を使用前2代に比べ規模が縮小。国家財政の圧迫や王権の宗教的再定義(太陽神ラー崇拝の変遷)を反映。【参考】ジェセル王の階段ピラミッド
(サッカラ)紀元前2670年頃〜
第3王朝期高さ:約62.5m
6段の階段状構造ピラミッドの起源。宰相イムホテプが設計した「人類最古の大型石造建築物」。
大ピラミッドのクフ王ピラミッド建造期間については、古代ギリシャの歴史家ヘロドトスが著書『歴史』において「準備に10年、本体工事に20年」と記した記述がおよそ2000年間にわたり引用されてきました。近年のトリノ・パピルス(王名表)の再解釈や、現場に残された作業班の落書き(墨書)の分析によれば、クフ王の治世年数は少なくとも26年以上におよび、概ね20〜27年程度で本体および付属神殿群が完成したとする見解が定着しています。