胸骨が痛い原因5つ|押すと痛む危険なサインを徹底解説
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胸骨周辺の痛みは、発生部位や痛むタイミングを細かく観察することで、原因を絞り込むことが可能です。医療機関の問診でも極めて重視されるのが「指で押したときに痛みが再現されるかどうか」という点です。
胸骨そのものや肋骨との接合部を指先でグッと押した際に鋭い痛み(圧痛)が走る場合、最も疑われるのが肋軟骨炎(ティーツェ症候群を含む)です。肋骨と胸骨を繋ぐ軟骨部分に微細な負荷や炎症が生じるもので、上半身をひねる動作や、咳・くしゃみをした拍子にズキッと響く特徴があります。また、胸骨の上部に位置する関節に炎症が起きる胸骨柄関節炎も、首や肩を動かした際に胸骨の真ん中が痛む原因となります。
一方で、「押しても痛む場所がはっきりせず、胸の奥深くに重苦しい違和感がある」「息を吸うと胸骨が痛い」といったケースでは、骨ではなく内臓や膜組織のトラブルが疑われます。胸膜炎や心膜炎では呼吸の深さに連動して鋭い痛みが走り、逆流性食道炎では胃酸が食道を刺激して胸骨の裏側に焼けるような熱感(灼熱感)をもたらします。
外傷に心当たりがある場合、特にシートベルトの圧迫や激しい咳の連続後は、胸骨の骨折やヒビを見逃してはなりません。骨粗鬆症が進行しているシニア層では、軽い尻もちやくしゃみだけで微細な骨折を生じる事例が数多く報告されています。