「美」の書き方完全攻略!バランスが崩れる原因と美文字の黄金比
「美」の書き方完全攻略!バランスが崩れる原因と美文字の黄金比の概要と注目ポイントをわかりやすく整理しました。
ビジネスの添え状や手紙、領収書の宛名などで、さらりと流麗な行書(ぎょうしょ)の「美」が書けると、相手に与える知的な印象は跳ね上がります。楷書が「静止した建築美」であるならば、行書は「流れる水のような運動美」です。
行書で「美」を書く際の最大のコツは、「点画の連続(気脈)」と「角(かど)の丸み」にあります。
まず、1画目の点から2画目の左払いへ向かう際、ペン先を紙から完全に離さず、空中で軌道を描く「見えない線」を意識します。さらに、羊の内部にある複数の横画は、1本ずつ律儀に止めるのではなく、下から上へ折り返すような柔らかな筆脈で一気に連続させます。
決定的な違いが出るのは、下の「大」の部分です。楷書では左右にしっかりと払いますが、行書では左払いを流れるように書いた後、その勢いのまま右払いを「重みのある点」のようにトメる、あるいは次の文字へと繋がるように軽く抜く処理を行います。すべてを力強く払い切らない引き算の美学こそが、大人のこなれ感を醸成する技術です。