新国立競技場の現在に驚きの声!巨額維持費と民営化の課題を徹底追究

新国立競技場の現在に驚きの声!巨額維持費と民営化の課題を徹底追究の主要なニュースを専門的かつ分かりやすくまとめました。最新トレンドを一目で把握できます。

観客体験の核心である「座席の見え方」と「収容力(キャパシティ)」についても、スタンドの層によって評価が真っ二つに分かれています。新国立競技場のスタンドは3層構造になっており、それぞれに明確な特徴が存在します。

座席に座ってまず印象的なのは、木漏れ日をイメージして配置された白・黄緑・茶・深緑のモザイクカラー配色です。このデザインは、隈研吾氏が「たとえ観客席に空席があっても、スタンドが埋まっているように見え、選手にプレッシャーを与えない温かみのある空間」を目指して設計したものです。視覚的な美しさは海外メディアからも称賛されましたが、実際の観戦アングルにはシビアな課題が残されています。

陸上トラックを抱えるスタジアム特有のジレンマとして、「1層スタンドの傾斜の緩さ」が挙げられます。ピッチやトラックに近い前方席は臨場感こそあるものの、傾斜が約20度前後と緩やかなため、前列の観客の頭部でピッチの奥が見切れてしまうケースが散見されます。一方で、上段の3層スタンドは傾斜が約34度とスキーの急斜面並みに切り立っており、ピッチ全体を俯瞰する視界は非常に良好ですが、「階段の昇降が怖くて足がすくむ」という高所恐怖症の観客からの声も少なくありません。

さらに、音楽ライブやコンサート興行における「音響」と「周辺環境」の壁も存在します。神宮外苑という都心の一等地に位置し、周辺には新宿御苑や住宅地、慶應義塾大学病院が隣接しているため、野外スタジアム特有の厳しい騒音規制(音量制限および21時までの完全終演ルール)が課されています。また、スタンドの屋根開口部から音が上空へ抜けやすいため、ドーム会場のような重低音の反響を期待するアーティストやファンにとっては、音圧面での物足りなさを感じるケースがあるのも事実です。

中島 亮太

中島 亮太

写真家・フォトエディター

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest