棒針編みの減らし目徹底解説!端のガタつきを防ぐプロの技法と計算術
棒針編みの減らし目徹底解説!端のガタつきを防ぐプロの技法と計算術にまつわる役立つ知識を詳しく紐解きます。
編み図の指示通りに減らし目をしているはずなのに、「端がギザギザの階段状になってしまう」「減らした目の根元にぽっかりと不自然な穴が開く」という現象に悩まされるケースは後を絶ちません。この問題の本質は、編み端にかかるテンションの不均衡と、2つのループを1つにまとめる際に生じるシンカーループ(目と目の間の渡り糸)の緩みにあります。
棒針編み減らし目穴があく理由の最大の要因は、減らした目の隣にあるループへ余分な糸が引っ張られて移動してしまう現象です。特に端の目の直上で減らし目を行うと、端の目が固定力を失って横に広がり、大きな隙間を形成してしまいます。これを抜本的に解決するプロの技法が「棒針編み端の減らし目における立て目(フル・ファッショニング)の採用」です。
端の目そのもので減らすのではなく、端から1目(または2目)内側で減らし目を行うことで、端に規則正しい鎖状の「立て目」が1列通ります。この立て目がとじ代(シーム)の役割を果たし、脇や袖下をとじ合わせる際にも縫い目が一切ガタつきません。さらに、往復編みの段差を滑らかにするすべり目減らし目綺麗に編むコツとして、段の編み始めで最初の目を編まずに右針へ移す「すべり目(スリップステッチ)」を取り入れることで、シャープで均一なエッジラインが実現します。