初盆のしの書き方完全攻略!薄墨か濃墨か・水引と表書きのマナー解説
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初盆の現場では、招かれる側だけでなく、迎える施主(喪主)側にも多くの現実的な迷いが生じています。インターネットの相談掲示板やSNSでは、「想定外のお供えが届いて返礼品が足りなくなった」「薄墨で書かれた掛け紙が届き、四十九日前と勘違いされているのではと戸惑った」といったリアルな声が毎年数多く投稿されています。
都内大手百貨店の冠婚葬祭進物サロンに勤務する熟練相談員は、近年の現場傾向について次のように語ります。
「初盆の返礼品やお供えの相談において、最も多いトラブルは『濃墨と薄墨の混同』です。贈り主様が良かれと思って薄墨の筆ペンで書かれた結果、受け取られたご遺族様から『初盆なのに薄墨で届いたが、何か特別な意味があるのか』と問い合わせを受ける場面が多々あります。また、近年は家族葬が増えた影響で、初盆法要そのものは親族のみで小規模に行い、一般の方からは郵送でお供え物が届くパターンが急増しています」
施主側が知るべき「初盆お返し志の書き方」と挨拶状
供物や御仏前をいただいた施主側は、法要当日または後日、参列者や贈り主に対して「初盆のお返し(引き出物・返礼品)」を用意します。この返礼品に掛ける掛け紙には、「初盆お返し志の書き方」に従い、上段に「志(こころざし)」または西日本では「初盆志」「新盆志」「満中陰志」と記し、下段には「〇〇家」あるいは「施主の姓・フルネーム」を濃墨で記載します。
返礼品の金額目安は、いただいたお供えや御仏前の「3分の1から半額(半返し)」が基本相場です。品物としては、不幸を留めない意味を持つ「消え物」である日本茶、海苔、乾物、食用油、あるいは近年の定番であるカタログギフトや高級タオルが選ばれます。
また、法要に参列せず郵送でお供えをいただいた方へ返礼品を届ける際には、感謝の意を伝える挨拶状の添え状が必須です。以下に実務でそのまま使用できる「初盆返礼品挨拶状文例」を掲載します。
拝啓
盛夏の候 皆様におかれましては益々ご清祥のこととお慶び申し上げます
過日 亡き〇〇(続柄や故人名)の初盆法要に際しましては ご鄭重なるご厚志を賜り誠にありがたく厚く御礼申し上げます
おかげさまで滞りなく法要を営み 故人もさぞかし安らかに喜んでいることと存じます
つきましては 供養のしるしまでに心ばかりの品をお届けいたしましたので 何卒ご受納くださいますようお願い申し上げます
本来であれば拝眉の上親しく御礼申し上げるべきところ 略儀ながら書中をもちましてご挨拶申し上げます
敬具
2026年8月
喪主 氏名
※句読点(、や。)は「法要が滞りなく流れるように」「縁が切れないように」という儀礼的な配慮から、本来の正式な挨拶状では省く習慣があります。現代の印刷状でもスペース(空白)で区切る表記が広く採用されています。