「疲れたよパトラッシュ」は言ってない?本当のセリフと最終回の真相

「疲れたよパトラッシュ」は言ってない?本当のセリフと最終回の真相の具体的な内容に迫る! わかりやすい言葉でまとめました。

1975年にフジテレビ系列の『世界名作劇場』枠で放映されたアニメ『フランダースの犬』。その最終回(第52話「天使たちの絵」)は、日本のテレビアニメ史に残る屈指のクライマックスとして語り継がれています。しかし、視聴者の脳裏に焼き付いている有名な言い回しと、実際の台本上の言葉には明らかな食い違いがあります。

クリスマスイブの夜、吹き荒れる吹雪の中、アントワープの大聖堂へ辿り着いたネロ。銀貨を届けてくれたパトラッシュが自分を追って大聖堂の中へ駆け込んできた際、ネロが愛犬を抱きしめながら語りかけた正確なセリフの全文は次の通りです。

「パトラッシュ……僕を探してきてくれたんだね。ありがとう」
「パトラッシュ、僕、見たんだよ。一番見たかった、ルーベンスの2枚の絵を……だから、僕、もうなんにも欲しくないんだ」
「パトラッシュ、疲れたろ。僕も疲れたんだ。なんだかとても眠いんだ……パトラッシュ……」

検証の結果、ネロはパトラッシュを労わりつつ「僕も疲れたんだ」と口にしているものの、「疲れたよパトラッシュ」とは発言していません。直後に続く「なんだかとても眠いんだパトラッシュ」というフレーズの印象と、「僕も疲れたんだ」という言葉が記憶の中でブレンドされ、簡潔なワンフレーズへと変形した事実が確認できます。

なお、天から天使たちが舞い降り、光に包まれながら息を引き取るネロの最後の言葉の真相は、「パトラッシュ……僕たち、とうとう見たんだね……」という静かな歓喜のつぶやきでした。

加藤 愛美

加藤 愛美

エンタメ専門ジャーナリスト

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。

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