メダカの卵が白い原因と全滅を防ぐ対処法|有精卵の見分け方とカビ防止策
メダカの卵が白い原因と全滅を防ぐ対処法|有精卵の見分け方とカビ防止策の全体像を丁寧に掘り下げてご紹介します。
採卵したメダカの卵が白く濁る理由は、生物学的に大きく分けて2つ存在します。1つ目は受精が行われなかった「無精卵」、2つ目は受精後に何らかの要因で細胞分裂が止まり死滅した「死卵」です。いずれの場合も生命活動が停止しており、水中の常在菌であるミズカビ類(サプロレグニアなど)の格好の栄養源となってしまいます。
生きている有精卵には、カビの菌糸を跳ね返す免疫力や硬い卵膜のバリアが備わっています。しかし、生命活動のない白い卵には防御機能が一切ありません。水温20〜25℃の環境下では、わずか24〜48時間で白い卵の表面に白いモヤのような菌糸がびっしりと生え揃います。
最も警戒すべきは、このカビが生えた卵を放置することで発生する「集団感染」です。菌糸が隣接する有精卵に物理的に絡みつくと、健全な卵膜まで酸素供給が絶たれて窒息死し、連鎖的に死卵へと変わっていきます。結果として、ひと房数十個あった卵塊が数日で全滅する事態に陥るのです。白濁を確認した段階で、ピンセットやスポイトを用いて速やかに白い卵を取り除く作業が欠かせません。