死刑囚・木嶋佳苗の現在と獄中生活|3度の獄中結婚と事件の全真相
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2009年秋に発覚した首都圏連続不審死事件は、婚活を利用した凶悪犯罪として日本中を震撼させました。木嶋死刑囚は婚活サイト上で「吉川桜」などの偽名を使い、結婚を望む複数の男性に接近。多額の金銭を援助させた末に、睡眠導入剤を服用させて練炭火鉢による一酸化炭素中毒で殺害したとされています。
主な被害者は、東京都青梅市の会社員(当時53歳)、千葉県野田市の男性(当時80歳)、埼玉県富士見市の男性(当時41歳)の3名です。いずれも当初は自宅や車内で練炭自殺、あるいは事故死と見なされていましたが、不審な共通点や金銭の流れから警察の捜査線上に木嶋が浮上しました。
裁判では、直接的な殺害の目撃証言や凶器に残された指紋といった直接証拠が存在しない中、検察側が集めた状況証拠の信用性が最大の争点となりました。木嶋死刑囚は一貫して無罪を主張。「被害者たちが自ら命を絶った」「事故であった」と弁解を続けましたが、2012年のさいたま地裁による裁判員裁判で死刑判決が言い渡されます。東京高裁での控訴棄却を経て、2017年4月、最高裁判所が上告を棄却し死刑が正式に確定しました。状況証拠の積み重ねによって死刑判決が維持された、司法史上でも極めて重要な判例の一つです。