円と直線の共有点は距離公式で解け!判別式を捨て計算時間半減の裏ワザ
円と直線の共有点は距離公式で解け!判別式を捨て計算時間半減の裏ワザにまつわる役立つ知識を詳しく紐解きます。
もちろん、判別式や連立方程式の代入法が完全に不要というわけではありません。問題の要求が「個数の判定」や「定数の範囲決定」ではなく、具体的な「共有点の座標 求め方」であった場合は、アプローチを切り替える必要があります。
点と直線の距離の公式は、あくまで「直線と中心の離れ具合」というスカラー量を測定する道具にすぎません。そのため、「交点の $x$ 座標と $y$ 座標の数値を具体的に求めよ」と指示された場合は、直線の式を円の方程式へ代入し、得られた二次方程式の解を求める代数的手続きが不可欠となります。
また、直線が円に接する場合の円の接線の方程式に関しても、鮮やかな整理が可能です。円 $x^2 + y^2 = r^2$ 上の点 $(x_1, y_1)$ における接線の方程式は $x_1x + y_1y = r^2$ という公式で即座に求まりますが、「円の外部の点から引いた接線」を求める問題では、直線の傾きを $m$ と置いて $d = r$ の関係式に持ち込むのが最も手際の良い解法となります。代入して重解条件 $D = 0$ を解く手法に比べ、立式から解答までの所要時間は劇的に短縮されます。