なぜロピアの肉は安いのか?元精肉店が仕掛ける焼肉革命の裏側

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ロピアの店頭に並ぶ肉が他店を圧倒する価格とボリュームを誇る最大の理由は、その出自にある。1971年に神奈川県藤沢市で小さな精肉店「肉の宝屋」として創業した歴史を持つ同社にとって、精肉業は文字通りアイデンティティそのものだ。

一般的なスーパーマーケットでは、専門の卸業者から小分けにパックされた状態や部分肉の状態で仕入れるケースが多い。これに対してロピアは、牛を一頭丸ごと買い付ける「一頭買い」や、骨付きのままの枝肉仕入れを大規模に継続している。中間マージンを極限まで削ぎ落とすだけでなく、自社の熟練スタッフが店内のバックヤードでダイナミックに脱骨・解体・トリミングを行うことで、驚異的な原価率を実現させた。

さらに、徹底した現金決済主義も見逃せない。キャッシュレス決済に伴う数パーセントの手数料を削減し、その浮いたコストをすべて店頭の肉の売価へと還元する。シンプルかつ潔いこの方針が、他社が追随できない価格破壊を支えている。

中村 さくら

中村 さくら

マネー&キャリアエディター

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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