桃の切り方完全ガイド!種がスルッと外れる裏ワザと変色防止の極意

桃の切り方完全ガイド!種がスルッと外れる裏ワザと変色防止の極意の概要と注目ポイントをわかりやすく整理しました。

桃の皮剥きは、果実の熟度によって最適なアプローチが180度分かれます。完熟した柔らかい桃に対して包丁で無理に皮を剥こうとすると、果肉まで削ぎ落として歩留まりが悪くなる一方、まだ若く固い桃を手で剥こうとすると途中で千切れてしまいます。

完熟桃に対して絶大な威力を発揮するのが、トマトの下処理でも知られる桃の湯むきやり方です。桃のお尻(ヘタと反対側)に浅く十字の切れ目を入れ、沸騰した湯(約95℃以上)にレードルなどで静かに沈め、15秒〜20秒程度くぐらせます。直後にあらかじめ用意した氷水へ移して一気に急冷すると、熱膨張と急激な収縮によって皮と果肉の間のペクチン質が分離し、十字の切れ目から指先で撫でるようにつるんと皮を剥くことができます。果肉の表面が傷つかず、シルクのような美しい光沢が残るのが特徴です。

一方で、山形や福島などの産地で好まれる「追熟前のコリコリとした固い桃」や、まだ熟しきっていない固い桃の切り方では湯むきは通用しません。固い桃は、皮ごと縦8等分のくし形にカットしてから、まな板の上に果皮を下にして置き、リンゴの皮を剥く要領で包丁の刃元から刃先を滑らせて果肉と皮を切り離すのが最も安全で無駄がありません。熟度を見極めて手法を使い分けることこそ、桃を無駄なく美味しく味わうための鉄則です。

橋本 菜々子

橋本 菜々子

トレンドリサーチャー

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest