山の神・柏原竜二の現在と電撃引退の真相!伝説の激走から最新動向まで

山の神・柏原竜二の現在と電撃引退の真相!伝説の激走から最新動向までにまつわる最新トピックを分かりやすく発信ます。

柏原竜二さんの名を語る上で外せないのが、東洋大学陸上競技部時代に刻み込んだ箱根駅伝5区での不滅の伝説です。福島県いわき市出身の柏原さんは、小名浜東中学校、いわき総合高校を経て2008年に東洋大学へ入学。当時、大学陸上界においてシード権争いの常連だった東洋大学を、一躍トップの座へと押し上げる原動力となりました。

衝撃のデビューとなったのが、2009年1月の第85回箱根駅伝です。首位の早稲田大学と4分58秒差の9位で小田原中継所のタスキを受けた1年生の柏原さんは、信じがたいハイペースで天下の険を駆け上がりました。先行するランナーを次々と視界に捉え、瞬く間に抜き去る怒涛の「8人ごぼう抜き」を演じ、あっという間に先頭を強奪。それまで今井正人さん(順天堂大学卒)が保持していた5区の区間記録を47秒も更新する1時間17分18秒でフィニッシュし、東洋大学に史上初の往路優勝、そして総合優勝の栄冠をもたらしました。

この激走から始まった4年間、柏原さんは箱根の山を完全に支配し続けました。

  • 2009年(1年次):8人抜き・1時間17分18秒(区間新記録)で大逆転往路優勝を達成。
  • 2010年(2年次):4分26秒差を跳ね返す7人抜き・1時間17分08秒(自らの記録を10秒短縮する区間新)。
  • 2011年(3年次):直前の故障で万全ではない中、首位を守り抜き1時間17分53秒で区間賞を獲得。
  • 2012年(4年次):主将として臨み、1時間16分39秒という驚異的な大記録を樹立。東洋大学の総合完全優勝(往路新・復路新・総合新)の立役者となる。

4年間すべてで5区区間賞を獲得し、うち3回で区間新記録を更新。通算21人をごぼう抜きにしたその走りは、酒井俊幸監督が掲げたスローガン「その1秒をけずりだせ」の精神を体現し、東洋大学陸上競技部の黄金期を決定づけました。急勾配を感じさせない前傾姿勢、腕を鋭く振ってピッチを刻む力強い走法は、今なお箱根駅伝の歴史における最高峰のクライマックスとして語り継がれています。

高橋 健太

高橋 健太

ライフスタイル編集者

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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