クロックムッシュとは?マダムとの違いや由来・人気レシピの作り方を解説
クロックムッシュとは?マダムとの違いや由来・人気レシピの作り方を解説とはどのようなものなのか? 背景や要点を簡潔に解説します。
クロックムッシュ(Croque-monsieur)は、薄切りの食パンにハムとチーズを挟み、表面にベシャメルソース(ホワイトソース)やチーズをのせてオーブンやフライパンでこんがりと焼き上げた温かいサンドイッチです。フランスのカフェやブラッスリーでは、100年以上にわたり軽食メニューの主役として愛され続けています。
その歴史は1910年頃のパリに遡ります。カプシーヌ大通りにあったカフェで偶然、あるいは手軽な労働者向けの温かい軽食として考案されたのが始まりとされています。フランスの文豪マルセル・プルーストの代表作『失われた時を求めて』の第2巻(1919年発表)にもクロックムッシュが登場することから、20世紀初頭にはすでにパリの文化人や市民の間で広く親しまれていたことが窺えます。
ユニークな名前の語源は、フランス語の「クロッケ(Croquer=カリッと音を立てて噛む)」と「ムッシュ(Monsieur=紳士)」を組み合わせたものです。名前の由来には諸説あり、「カフェにいた紳士たちが手早く音を立てて食べたから」「男性がトングを使わず手でつまんで食べても上品に見える軽食だったから」、あるいは「店主が『これは紳士用の特別な肉だ』と冗談を飛ばしたから」など、パリのカフェ文化らしい洒脱な逸話が語り継がれています。