定員割れとは?全員合格の嘘と2026年の大学・高校淘汰リスク

定員割れとは?全員合格の嘘と2026年の大学・高校淘汰リスクとは一体何なのか? 詳しい意味を整理してお届けします。

なぜこれほどまでに定員割れが常態化してしまったのか。その深層には、単なる少子化にとどまらない複数の構造的要因が絡み合っています。

最大の要因は、18歳人口の急減と大都市圏メガ大学への集中です。首都圏や関西圏の大規模総合大学が情報系・国際系を中心とした新学部を増設し、収容定員を拡大したことで、地方の私立大学や小規模単科大学へ行くはずだった受験生層が都市部へ吸い上げられました。

さらに、受験生の志向変化も見逃せません。長引く実質賃金の伸び悩みから、学費と生活費がかかる地方の下宿生活を避け、自宅から通える公立大学や都市部の中堅大学を選ぶ傾向が顕著です。これに伴い、かつて高い就職率を誇った地方の女子大学や教養系私立大学は志願者が激減し、募集停止に追い込まれる経緯を辿っています。いわゆるボーダーフリー(BF)大学の乱立によって大学教育の質が疑問視され、「通う価値が見出せない学校」が容赦なく市場から淘汰されているのが実像です。

高橋 健太

高橋 健太

ライフスタイル編集者

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest